Linux lsコマンド

lsコマンドはlistの略で、Linuxのファイルとディレクトリを表示するコマンドです。ファイルの種類やサイズ、作成日などの情報を確認できます。
✅ lsコマンドの基本的な使い方
ls -オプション [ファイル or ディレクトリ]lsコマンドで[ファイル or ディレクトリ]を指定しないと、現在のディレクトリが表示されます。
testuser]# pwd
/home/testuser
testuser]# ls
a aa aaa a_sim b bb bbb
testuser]# ✅ llコマンド(ls -l)
llコマンドは一般的にLinuxで ls -l コマンドを手軽に使うための alias(別名)として設定されています。
usr]# grep -r 'alias ll' /etc
/etc/profile.d/colorls.csh:alias ll 'ls -l'
/etc/profile.d/colorls.csh:alias ll 'ls -l --color=auto'
/etc/profile.d/colorls.sh: alias ll='ls -l' 2>/dev/null
/etc/profile.d/colorls.sh:alias ll='ls -l --color=auto' 2>/dev/null
Ubuntu ~]# grep -r 'alias ll' /etc
/etc/skel/.bashrc:alias ll='ls -alF'llコマンドでファイルの情報を確認すると、次のようになります。
ls -lのオプションとしてリスト形式で表示し、権限、所有者、サイズ、更新時刻などを確認できます。

llコマンドが設定されていないサーバーでは、[bash: ll: command not found]エラーが表示されます。Cloudways(Debian 12)のマスターアカウントがその例で、[.bashrc]ファイルに[#alias ll=’ls -l’]がコメントとしてだけ入っています。
[alias ll=’ls -l’]と入力すればすぐに使えますが、接続を終了するとエイリアスも一緒に消えます。接続するたびにllを使うには、ホームフォルダーの[.bash_aliases]ファイルにエイリアスを保存します。
echo "alias ll='ls -l'" >> ~/.bash_aliases[.bashrc]は[.bash_aliases]ファイルがあれば読み込むように設定されているため、再接続するとllが動作します。[type ll]と入力すると[ll is aliased to `ls -l’]と確認できます。
Cloudwaysでは[.bashrc]ファイルが変更不可(i)属性でロックされているため、マスターアカウントでは編集できませんが、ホームフォルダーに新しいファイルを作ることはできます。
✅ lsコマンドのオプション
| オプション | 説明 | |
|---|---|---|
| -l= ll | 権限・リンク数・所有者・グループ・サイズ・更新時刻を1行に表示 | |
| -a | --all隠しファイル(名前が . で始まる)と現在のディレクトリ(.)・親ディレクトリ(..)まで表示 | |
| -A | --almost-all隠しファイルは表示し、. と .. は除外 | |
| -h | --human-readable-l と一緒に使うとサイズを K・M・G 単位で表示 | |
| -t | 更新時刻の順に並べ替え(新しいものから) | |
| -r | --reverse並び順を逆にする(-lt と一緒に使うと古いものから) | |
| -S | ファイルサイズの順に並べ替え(大きいファイルから) | |
| -R | --recursiveサブディレクトリまですべて表示 | |
| -d | --directoryディレクトリの中身ではなくディレクトリ自体を表示 | |
| -F | --classify名前の後ろに種類の記号を表示(ディレクトリ /・実行ファイル *・シンボリックリンク @) | |
| -1 | 1行に1つずつ表示 | |
| -i | --inodeファイルごとにinode番号を表示 | |
| -n | --numeric-uid-gid-l 形式で表示し、所有者・グループを数値IDで表示 | |
| -b | --escape表示できない特殊文字をバックスラッシュのエスケープで表示 |
表のオプションは、下のシミュレーターで直接入力して結果を比べられます。隠しファイル、サイズの違うファイル、実行ファイル、シンボリックリンクを同じディレクトリに用意してあります。
✅ 使用例
すべての隠しファイルをリスト形式で確認します。
/]# ls -al
total 16777264
dr-xr-xr-x. 18 root root 283 Jun 7 19:12 .
dr-xr-xr-x. 18 root root 283 Jun 7 19:12 ..
dr-xr-xr-x. 2 root root 6 Mar 25 2022 afs
-rw-r--r-- 1 root root 0 May 29 2024 .autorelabel # 先頭がピリオド
lrwxrwxrwx. 1 root root 7 Mar 25 2022 bin -> usr/bin
...現在のフォルダー(.)と親フォルダー(..)を除き、名前の先頭にピリオド(.)が付くものは隠しファイルとして扱われます。
現在のフォルダーと親フォルダーを隠したまま隠しファイルを確認するには、大文字の -A オプションを使います。
dr-xr-xr-x. 2 root root 6 Mar 25 2022 afs
-rw-r--r-- 1 root root 0 May 29 2024 .autorelabel
lrwxrwxrwx. 1 root root 7 Mar 25 2022 bin -> usr/bin
...🔲 ディレクトリ・ファイル種類の確認: -d · -F
-d オプションは、ディレクトリの中身ではなくディレクトリ名を表示します。
home]# ls -d testuser/
testuser/
home]# ls testuser/
a aa aaa a_sim b bb bbb-F オプションではファイルの種類を確認できます。実行ファイルは名前の後ろに[*]が付き、シンボリックリンクは後ろに[@]が付きます。


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