マネージドWordPressホスティングとは?事業者が担う管理範囲、管理型VPSとの違い、メリット・デメリット

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マネージドWordPressホスティングとは、WordPressサイトに必要なサーバー管理を事業者が担うホスティングです。事業者が担う管理範囲と料金を分ける基準、管理型VPSとの違いを扱います。

マネージドWordPressホスティングはサーバーを扱わなくて済む代わりに、料金が高く、サーバー設定を自分で変更できません。マネージドWordPressホスティングのメリット・デメリットと、マネージドWordPressホスティングが向いているサイトをまとめました。

1️⃣ マネージドWordPressホスティングの仕組み:事業者が担うこと

マネージドWordPressホスティングは、WordPressだけを置くホスティングです。サーバーとWebサーバー、PHP、データベースを事業者がWordPress向けに構成しておき、ユーザーはサイトだけを置きます。事業者が担うことは4つあります。WordPressコアのアップデートとバックアップ、セキュリティ、キャッシュです。

共有ホスティングでも、サーバーは事業者が管理します。違いはWordPressです。共有ホスティングではWordPressのアップデートとバックアップ、キャッシュをユーザーが管理し、マネージドWordPressホスティングでは事業者が管理します。

マネージドWordPressホスティング専業の事業者は、 cPanel の代わりにWordPress専用の管理画面を提供します。サイトの追加、バックアップの復元、ステージングをこの画面で行います。root権限は付与されません。

マネージドWordPressホスティング:事業者が担うこと
ユーザーはサイトだけ
ユーザー
✍️ サイトだけを置きます。
cPanelの代わりに
🎛️ WordPress専用の管理画面
サイトの追加バックアップの復元ステージング
事業者事業者が担うこと
🔄WordPressコアのアップデート
💾バックアップ
🛡️セキュリティ
⚡キャッシュ
🖥️ サーバー · Webサーバー · PHP · データベースWordPress向けに構成

2️⃣ マネージドWordPressホスティングの土台:共有・VPS・クラウド

マネージドは、サーバーを分ける方式ではなく、管理する方式です。そのため、共有ホスティングの上にも、VPSの上にも、クラウドの上にも載ります。土台によって受け取るものが変わります。

共有ホスティングの上に載せたマネージドは料金が安くなります。HostingerはWordPressプランを[Managed Hosting for WordPress]という名前で販売しています。1台のサーバーを複数のアカウントで分け合う点は変わらないため、CPUとメモリの上限もそのままです。

VPSの上に載せたマネージドは、仮想サーバーを丸ごと受け取ります。Cloudwaysがこの方式です。サーバーのサイズを自分で選び、1台のサーバーに複数のWordPressを置きます。

クラウドの上に載せたマネージドは、サイト単位のプランで販売され、サイトごとにリソースが別々に割り当てられます。Kinstaはサイトごとに隔離されたコンテナを使い、PressableはサイトごとにPHPワーカーの割り当てが決まっているため、隣のサイトに関係なく自分のサイトの分を使えます。

マネージドホスティングの土台:共有 · VPS · クラウド
土台によって受け取るものが変わる
🎛️ マネージド · サーバーを分ける方式ではなく、管理する方式
共有ホスティングの上
1台のサーバーを複数のアカウントで分け合う
受け取るものアカウント1つ
リソースCPUとメモリの上限はそのまま
料金低い
VPSの上
仮想サーバーを丸ごと受け取る
受け取るもの仮想サーバー1台
リソースサーバーのサイズを自分で選ぶ
サイト1台のサーバーに複数のWordPress
クラウドの上
サイトごとにリソースを別々に受け取る
受け取るものサイト単位のプラン
リソースサイトごとにコンテナまたはPHPワーカー
サーバー選ばない
共有ホスティングを詳しく → 共有ホスティングとは?CPU・RAMの分離と共有ホスティングの限界、メリット・デメリット クラウドホスティングを詳しく → クラウドホスティングとは?リソースプールの仕組みとオートスケーリング、VPSとの違い、メリット・デメリット

3️⃣ 管理型VPSとの違い:サーバーではなくサイト単位

管理型VPSはサーバーを購入し、サーバーのサイズを選んで、そのサーバーに好きなだけサイトを置きます。事業者はサーバーを管理します。

マネージドWordPressホスティングはサイトを購入します。プランはサイト数と訪問数で決まり、事業者はサーバーとWordPressを管理します。リソースが足りなくなったときは、管理型VPSはより大きなサーバーに変更し、マネージドWordPressホスティングは上位プランに上げることになります。

管理型VPSとマネージドWordPressホスティング
サーバーではなくサイト単位
管理型VPS
🖥️ サーバーを購入
プランを決めるものサーバーのサイズ
サイト数そのサーバーに好きなだけ
事業者が管理するものサーバー
リソースが足りなくなったらより大きなサーバーに変更
マネージドWordPressホスティング
🌐 サイトを購入
プランを決めるものサイト数と訪問数
サイト数プランで決められた数だけ
事業者が管理するものサーバーとWordPress
リソースが足りなくなったら上位プランに上げる
管理型VPSと非管理型VPS → VPSホスティングとは?仮想サーバーの仕組みとオーバーコミット、管理型・非管理型の違い、メリット・デメリット

4️⃣ 料金を分ける基準:訪問数・サイト数・PHPワーカー

マネージドWordPressホスティングは、CPUとメモリの代わりに訪問数とサイト数でプランを分けます。Pressableの最小プランは、サイト1つ、月間訪問3万で、年払いの場合は月20.83ドルです。訪問数の上限を超えると超過料金がかかり、Kinstaは上限を超えてもサイトを停止せず、超えた分だけ請求します。WPXは訪問者数を数えず、サイト数だけで分けます。

PHPワーカーは、キャッシュされないリクエストを一度に1つずつ処理し、ログイン中の訪問者とカート、決済がワーカーを使います。ワーカーが足りないとリクエストが順番待ちになるため、オンラインショップと会員制サイトは、訪問数よりもワーカー数を先に確認します。

料金を分ける基準
CPUとメモリの代わりに
👥 訪問数
上限を超えると超過料金がかかります。
Kinstaは上限を超えてもサイトを停止せず、超えた分だけ請求します。
🌐 サイト数
プランごとに置けるサイト数が決まっています。
WPXは訪問者数を数えず、サイト数だけで分けます。
⚙️ PHPワーカー
ワーカー待ち
キャッシュされないリクエストを一度に1つずつ処理します。足りないとリクエストが順番待ちになります。
ログイン中の訪問者カート決済
Pressableの最小プラン:サイト1つ · 月間訪問3万 · 年払いで月20.83ドル

5️⃣ マネージドWordPressホスティングのメリット・デメリット

マネージドWordPressホスティングは、アップデートとバックアップ、キャッシュを事業者が管理するため、ユーザーはサイト運営だけに時間を使えます。問題が起きるとWordPressに詳しいサポートチームが対応し、変更内容はステージングで先に試してから反映できます。

その代わり料金が高く、同じ金額なら管理型VPSのほうが大きなリソースを得られます。訪問数の上限を超えると超過料金がかかります。キャッシュとバックアップのプラグインは事業者が禁止リストに入れていることがあり、Kinstaの場合、WP Rocketは禁止リストから外れて現在は使えます。開始料金は、Pressableが年払いで月20.83ドル、WPXが月24.99ドルで、管理型VPSのCloudwaysは月11ドルから始まります。

マネージドWordPressホスティングのメリット・デメリット
開始料金つき
👍 メリット
🔄
アップデートとバックアップ、キャッシュを事業者が管理
🎧
WordPressに詳しいサポートチームが対応
🧪
ステージングで先に試してから反映
⚠️ デメリット
💰
料金が高い · 同じ金額なら管理型VPSのほうが大きなリソース
📈
訪問数の上限を超えると超過料金
🚫
キャッシュとバックアップのプラグインは禁止リストに · Kinstaの場合、WP Rocketは使用可能
💰 開始料金
Pressable · 年払い
月20.83ドルから
WPX · 年払い
月24.99ドルから
Cloudways · 管理型VPS
月11ドルから

6️⃣ マネージドWordPressホスティングが向いているサイト

マネージドWordPressホスティングは、WooCommerceのオンラインショップと会員制サイトに向いており、サーバーを扱う時間がない運営者と、複数の顧客サイトを担当するエージェンシーもこれに該当します。

訪問者が少ないブログは共有ホスティングで十分で、サーバーを自分で扱いたい場合は管理型VPSが向いています。おすすめの事業者はKinstaとPressable、WPXで、直接アフィリエイト提携をしています。

マネージドWordPressホスティングが向いているサイト
1つでも当てはまれば
🛒
WooCommerceのオンラインショップ · 会員制サイト
ログイン中の訪問者が多いため、PHPワーカー数が重要です。
⏱️
サーバーを扱う時間がない運営者
アップデートとバックアップ、キャッシュを事業者が管理します。
🏢
複数の顧客サイトを担当するエージェンシー
サイト数でプランを選び、ステージングで試します。
✋
共有ホスティングや管理型VPSで十分なサイト
訪問者が少ないブログ · サーバーを自分で扱いたい場合
マネージド・管理型VPSを比較する → WordPressホスティング Top 7 ホスティングの種類別の詳しい説明 → WordPressホスティング:安定性と速度を反映した5つの評価項目

🔢 よくある質問

置けません。マネージドWordPressホスティングはサーバーがWordPress向けに構成されており、他のCMSや自作のサイトは管理型VPSに置きます。

ほとんどの場合、事業者が代わりに移行してくれます。PressableとWPXはサイト移行を無料で提供しており、WPXは担当者が手作業で移行します。

事業者によって異なります。マネージドWordPressホスティングはWebサーバーのみを提供するところが多いため、ドメインのメールが必要な場合は、プランに含まれているかを先に確認します。

そうです。WordPress.comはWordPressを作ったAutomatticが直接運営するホスティングで、Pressableも同じ会社のWP Cloud上で運営されています。

ほとんどの場合、不要になります。事業者がサーバー側でキャッシュを処理し、Kinstaはキャッシュプラグインを禁止リストに入れています。WP RocketはKinstaでも使えます。

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