Cache Enabler:設定が簡単なWordPressキャッシュプラグイン

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テスト環境 CloudwaysDebian 12Nginx + ApacheCache Enabler 1.8.172026-10-18 確認

Cache EnablerをCloudwaysサーバーのWordPressにインストールし、設定画面の初期値のまま有効化した結果、ログインしていないリクエストの最初のバイトまでの時間(中央値)が220.9msから55.1msに短縮されました。

WordPressサイトはプラグインの数が一定の水準を超え始めると、 速度低下 が起こることがあります。機能と性能の両方を満たすプラグインを見つけるのは簡単ではなく、速度の問題は 訪問者の離脱と テクニカルSEOでの不利益につながることがあります。

そのため、キャッシュプラグインは 選択ではなく必須として定着しました。

その中でも Cache Enablerは、KeyCDNが提供する 設定が簡単な無料キャッシュプラグインで、WordPressを始めたばかりの多くのサイト管理者が選ぶプラグインの一つです。

Cache Enablerは10万件以上の有効インストール数と4.3点(5点満点)の評価を得た、実績のあるキャッシュプラグインです。設定ページが1つだけなので初心者でも簡単に使え、HTML圧縮やWebP対応など主要な機能だけをシンプルに提供しています。

✅ Cache Enablerのインストール

WordPress管理画面で[新規プラグインを追加]に移動し、Cache Enablerを検索してプラグインをインストールします。

🧭 Cache Enablerのインストールと設定シミュレーター
キャッシュプラグインパスシミュレーター
📍Plugins›Add Plugin
プラグインのインストール
検索欄にCache Enablerと入力して[Install Now]を押し、インストールが終わったら[Activate]を押します。
📍Settings›Cache Enabler›Cache Behavior
キャッシュの動作
[Cached pages expire]にチェックを入れて有効期限を入力します。8〜10時間の間隔がおすすめです。
📍Settings›Cache Enabler›Cache Exclusions
キャッシュの除外
キャッシュから除外する投稿ID、ページパス、クエリ文字列、Cookieを入力する欄で、設定が終わったら[Save Changes]を押します。
example.com/wp-admin/plugin-install.php
Add Plugins Upload Plugin
Plugins extend and expand the functionality of WordPress. You may install plugins from the WordPress Plugin Directory right on this page, or upload a plugin in .zip format by clicking the button above.
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162 items
Cache Enabler
Installing...ActiveMore Details
A lightweight caching plugin for WordPress that makes your website faster by generating static HTML files.
By KeyCDN
★★★★★ (139)
Last Updated: 3 weeks ago
100,000+ Active Installations
✓ Compatible with your version of WordPress
example.com/wp-admin/options-general.php?page=cache-enabler
Clear Site Cache
Cache Enabler Settings
Combine Cache Enabler with KeyCDN for even better WordPress performance and achieve the next level of caching with a CDN.
Cache Behavior
Expiration
Cached pages expirehours after being created.
Clearing
Clear the site cache if any post type has been published, updated, or trashed (instead of the post cache).
Clear the site cache if a comment has been posted, updated, spammed, or trashed (instead of the comment cache).
Clear the site cache if a term has been added, updated, or deleted (instead of the term cache).
Clear the site cache if a user has been added, updated, or deleted (instead of the user cache).
Clear the site cache if a plugin has been activated or deactivated.
Versions
Create a cached version for WebP support. Convert your images to WebP with Optimus.
Create a cached version for mobile devices.
Create a cached version pre-compressed with Gzip.
Minification
Minify HTML in cached pages excluding inline CSS and JavaScript.
Cache Exclusions
Post IDs
 
Post IDs separated by a , that should bypass the cache.
Example: 2,43,65
Page Paths
 
A regex matching page paths that should bypass the cache.
Example: /^(\/|\/forums\/)$/
Query Strings
 
A regex matching query strings that should bypass the cache.
Example: /^nocache$/
Default if unset: /^(?!(fbclid|ref|mc_(cid|eid)|utm_(source|medium|campaign|term|content|expid)|gclid|fb_(action_ids|action_types|source)|age-verified|usqp|cn-reloaded|_ga|_ke)).+$/
Cookies
 
A regex matching cookies that should bypass the cache.
Example: /^(comment_author|woocommerce_items_in_cart|wp_woocommerce_session)_?/
Default if unset: /^(wp-postpass|wordpress_logged_in|comment_author)_/
Save Changes and Clear Site Cache
左メニューの有効な項目か画面のボタンを押します。

✅ Cache Enablerの設定

🔲 キャッシュの動作

◻️ 有効期限

  • ⌛キャッシュされたページは作成後 0時間後に期限切れ (0 = 期限なし)
  • ↳ 8~10時間間隔での期限設定を推奨します。
  • ↳ 理由:
  • ➝ コンテンツをあまり更新しなくても テーマ、ウィジェット、外部リソース(JS/CSS) などで変更が起こり得る
  • ➝ サーバーの負担を減らしながらも 定期的なキャッシュ更新で最新の状態を保てる
  • ➝ キャッシュを長時間保持すると、 更新のタイミングを逃して古いページが表示される可能性あり

◻️クリア

  • 🗑️ 次のイベントが起きると、サイト全体のキャッシュを自動で削除します。
  • ↳ 投稿タイプ関連
  • ➝ 投稿が 公開, 編集, ゴミ箱へ移動された場合 (投稿のキャッシュだけでなく サイト全体のキャッシュを削除)
  • ↳ コメント関連
  • ➝ コメントが 作成, 編集, スパム処理, 削除(ゴミ箱)された場合
  • ↳ ターム関連
  • ➝ カテゴリーやタグなどの タームが追加・編集・削除された場合
  • ↳ ユーザー関連
  • ➝ ユーザーが追加・編集・削除された場合
  • ↳ プラグイン関連
  • ➝ プラグインが 有効化または無効化された場合

◻️バージョン

  • 🗂️ 環境に応じてさまざまなキャッシュバージョンを作成します。
  • ↳ WebPバージョンの作成
  • ➝ WebP画像に対応するための別キャッシュを作成
  • ※ Optimusプラグインを使うとWebPへ自動変換できる
  • ↳ モバイル版キャッシュの作成
  • ➝ モバイル端末専用のページキャッシュを別途作成
  • (PCとモバイルでHTML構造が異なる場合に有効)
  • ↳ Gzip圧縮キャッシュの作成
  • ➝ サーバーの応答速度を上げるため、Gzipで事前に圧縮したキャッシュを 作成

◻️縮小(Minify)

  • 🧾 HTML内のインラインコード(CSS・JavaScript)を縮小してファイルサイズを減らします。
  • ↳ HTML、インラインCSSおよびJSを圧縮して不要な空白と改行を削除
  • ➝ ページの読み込み速度の改善に貢献
  • ➝ 外部のCSS/JSファイルは対象外(このプラグインはHTML内のコードのみを処理)

CSSやJavaScriptファイルを縮小すると、使っているプラグインによっては一部の表やスライド機能が正常に動作しなかったり、画面に表示されなかったりすることがあります。

これはスクリプトの依存関係やDOMの読み込み順序が崩れるためで、Genesis Blocks、Spectra、Elementor、Beaver Builder、WPBakeryのようなブロックベースまたはページビルダー系のプラグインでは、レイアウト崩れやインタラクション機能のエラーが起きることがあります。

どのキャッシュプラグインを使っても、使用しているブロックやページビルダーによっては正常に動作しないエラーが起こり得るため、キャッシュプラグインを使うならインラインコードを圧縮した後のテストが欠かせません。

🔲 キャッシュの除外

  • 🚫 特定の条件に当てはまる場合、キャッシュが適用されないよう迂回する設定ができます。
  • ↳ 投稿ID
  • ➝ キャッシュから除外する 特定の投稿のIDをカンマ(,)区切りで入力(例:2,43,65)
  • ↳ ページパス
  • ➝ URLパスに応じてキャッシュを迂回でき、 正規表現(RegEx)を 使用
  • 例:/^(\/|\/forums\/)$/
  • ↳ クエリ文字列(Query String)
  • ➝ 特定の URLパラメーターが含まれるときにキャッシュを迂回
  • ↳ Cookie
  • → コメント投稿者やWooCommerceのカートなどの状況でキャッシュを除外

✅ 速度テスト

Cache Enabler 1.8.17をCloudwaysのテストサーバーのWordPressにインストールし、トップページの最初のバイトまでの時間(TTFB)で速度を測定しました。キャッシュプラグインなし、Cache Enablerの初期値、この記事の設定画面の値の3つの状態で、それぞれログインしていないリクエストを10回ずつ2回送り、中央値を比べました。

📊Cache Enabler適用前後の最初のバイトまでの時間中央値・20回
キャッシュプラグインなしCache Enabler有効化
トップページの最初のバイトまでの時間(TTFB)
状態ごとにログインしていないリクエストを10回ずつ2回送った、計20回の中央値です。リクエストにはブラウザと同じAcceptヘッダーを付けました。
060120180240ms
キャッシュなし220.9msキャッシュプラグインなし
デフォルト55.1msキャッシュ応答 20/20
設定画面の値49.8msキャッシュ応答 20/20
数値は2026年10月18日にCloudwaysのテストサーバーで測定した値です。

キャッシュプラグインがないときに220.9msだった最初のバイトまでの時間は、Cache Enablerを有効化すると55.1msと49.8msに短縮されました。どちらの状態も20回すべてキャッシュファイルで応答しており、この記事の設定画面の値はすべての項目が無効の初期値なので、3つ目の状態は初期値と同じ設定です。

最初のバイトまでの時間はcurlの[time_starttransfer]の値で確認します。キャッシュを消した直後の最初のリクエストはキャッシュファイルを作るリクエストなので除外し、ブラウザと同じAcceptヘッダーを付けて1秒間隔で10回リクエストしました。

for i in $(seq 1 10); do curl -o /dev/null -s -H 'Accept: text/html,application/xhtml+xml,application/xml;q=0.9,image/avif,image/webp,image/apng,*/*;q=0.8,application/signed-exchange;v=b3;q=0.7' -w '%{time_starttransfer} dns=%{time_namelookup} connect=%{time_connect} tls=%{time_appconnect} code=%{http_code} size=%{size_download}\n' https://example.com/; sleep 1; done
0.044486 dns=0.000822 connect=0.003370 tls=0.020494 code=200 size=69959
0.071422 dns=0.000931 connect=0.003773 tls=0.031606 code=200 size=69959
0.070819 dns=0.001895 connect=0.004429 tls=0.031945 code=200 size=69959
0.071406 dns=0.000864 connect=0.003669 tls=0.032210 code=200 size=69959
0.069090 dns=0.000730 connect=0.003313 tls=0.033588 code=200 size=69959
0.054738 dns=0.001762 connect=0.004164 tls=0.023497 code=200 size=69959
0.060193 dns=0.000968 connect=0.003666 tls=0.031874 code=200 size=69959
0.057628 dns=0.000701 connect=0.003082 tls=0.030156 code=200 size=69959
0.061533 dns=0.000578 connect=0.003010 tls=0.025478 code=200 size=69959
0.079976 dns=0.000556 connect=0.003346 tls=0.029491 code=200 size=69959

上の出力はCache Enabler初期値の状態での2回目の測定で、リクエストごとに新しく接続するため、[tls]欄のTLS接続までの時間も最初のバイトまでの時間に含まれます。

curlで測った最初のバイトまでの時間が短縮されなかったからといって、Cache Enablerが動作していないわけではありません。Cache EnablerはAcceptヘッダーに[text/html]がないリクエストにはキャッシュファイルを作成も配信もしないためです。

for i in $(seq 1 10); do curl -o /dev/null -s -w '%{time_starttransfer} dns=%{time_namelookup} connect=%{time_connect} tls=%{time_appconnect} code=%{http_code} size=%{size_download}\n' https://example.com/; sleep 1; done
0.251081 dns=0.005972 connect=0.009569 tls=0.042509 code=200 size=69876
0.205716 dns=0.000560 connect=0.003334 tls=0.022671 code=200 size=69876
0.229798 dns=0.000759 connect=0.003258 tls=0.031652 code=200 size=69876
0.230230 dns=0.001500 connect=0.004246 tls=0.032241 code=200 size=69876
0.189573 dns=0.000645 connect=0.003234 tls=0.030598 code=200 size=69876
0.227845 dns=0.000759 connect=0.003265 tls=0.030934 code=200 size=69876
0.208334 dns=0.001538 connect=0.003971 tls=0.021570 code=200 size=69876
0.229638 dns=0.000571 connect=0.002924 tls=0.020581 code=200 size=69876
0.214610 dns=0.000575 connect=0.003165 tls=0.020606 code=200 size=69876
0.217078 dns=0.000610 connect=0.003252 tls=0.022737 code=200 size=69876

Acceptヘッダーを外すとcurlは初期値の[Accept: */*]を送り、同じ初期値の状態でも最初のバイトまでの時間は0.19〜0.25秒でした。応答サイズもCache Enablerのコメント1行がない69,876バイトでした。

curl -s -o /dev/null -D - -H 'Accept: text/html,application/xhtml+xml,application/xml;q=0.9,image/avif,image/webp,image/apng,*/*;q=0.8,application/signed-exchange;v=b3;q=0.7' https://example.com/
HTTP/2 200
server: nginx
date: Sat, 17 Oct 2026 23:32:11 GMT
content-type: text/html; charset=UTF-8
vary: Accept-Encoding
vary: Accept-Encoding
x-cache-handler: cache-enabler-engine

ブラウザはページを開くときAcceptヘッダーに[text/html]を入れて送るので、ログインしていない訪問者にはキャッシュファイルが配信されます。キャッシュファイルで応答したリクエストには[x-cache-handler: cache-enabler-engine]ヘッダーが付きます。

Cache EnablerはGETリクエストだけを処理するため、[curl -I]のようにHEADでリクエストすると、キャッシュファイルがあってもこのヘッダーは表示されません。

✅ 総合評価

比較項目キャッシュプラグインなしCache Enabler初期値備考
最初のバイトまでの時間の中央値220.9ms55.1ms約75%短縮
150ms以下の割合0%(0/20回)100%(20/20回)適用後の最大123.1ms
キャッシュファイルでの応答0/20回20/20回応答ヘッダー[x-cache-handler]
curl既定リクエストの中央値203.3ms222.5ms[Accept: */*]・キャッシュファイルでの応答 0/20回

Cache Enablerは設定画面の16項目を初期値のまま有効化しただけで、ログインしていない訪問者のページリクエストにキャッシュファイルで応答しました。最初のバイトまでの時間は、キャッシュプラグインがないときの4分の1ほどの50ms台でした。

外部のCSSやJavaScriptファイルを縮小する項目はCache Enablerの設定画面にないため、次のステップは最適化プラグインの設定です。

🔢 FAQ & おすすめコンテンツ

管理バーの[Clear Site Cache]はサイト全体のキャッシュを、サイト側でページを開いた状態の[Clear Page Cache]はそのページのキャッシュだけを削除します。サーバーではWP-CLIコマンド[wp cache-enabler clear]を使います。Cloudwaysのテストサーバーでは[Success: Site cache cleared.]と出力され、キャッシュフォルダーが削除されました。

無効化すると[wp-content/advanced-cache.php]と設定ファイル、キャッシュファイルが削除され、[WP_CACHE]の定義も[wp-config.php]から取り除かれます。Cloudwaysのテストサーバーでも同じで、設定値を保存するデータベースのオプション[cache_enabler]は残っていました。このオプションは公式ドキュメントによると、プラグインを削除するときに一緒に削除されます。

Cache EnablerはログインCookie(wordpress_logged_in)があるリクエストにはキャッシュファイルを配信しません。コメント投稿者(comment_author)とパスワード保護投稿(wp-postpass)のCookieも同じ既定の除外リストに入っています。公式ドキュメントも、キャッシュの動作はログアウトした状態でページソース末尾のCache Enablerのコメントで確認するよう案内しています。

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