Cloudways メール設定:SMTPアドオンの設定とメール送信エラー、Rackspace・Elastic Emailの料金

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Cloudwaysのメール設定を、Vultrソウルのテストサーバーに Gmail を SMTP アドオンで接続して確認しました。WordPressの問い合わせフォームやパスワード再設定メールが届かないのは、サーバーが直接送ったメールを受信側が弾くためで、外部の送信サービスを接続して初めて受信トレイに届くようになります。無料の SMTP アドオンの設定手順と、Elastic Email・Rackspace・Titan アドオンの料金を、2026年10月の管理画面を基準にまとめました。

1️⃣ Cloudways メールアドオンの種類

Cloudways はメールサーバーを提供しないため、メールはすべてアドオンで外部サービスに接続することになります。アドオンは自動送信(Transactional)とメールボックス(Mailbox)の2種類で、注文確認・パスワード再設定のようにサイトが送るメールは Elastic Email か SMTP アドオンが、you@ドメインのアドレスで送受信するメールは Rackspace のメールボックスが担当します。

自動送信アドオンはサーバー1台につき Elastic Email か SMTP のどちらか一方しか接続できず、メールボックスのアドオンはサーバーではなくドメイン単位で追加します。クラウドサーバーから PHP が直接送るメールは受信サーバーに迷惑メール扱いされることが多く、Cloudways も外部送信サービスの接続を推奨しています。

2️⃣ SMTPアドオンの設定[Gmail]

SMTP アドオンはサーバー管理画面の [SMTP] メニューで設定し、別途の契約や料金はなく、外部送信サービスのアカウント情報を入力するだけです。接続は下の5ステップで、先に Gmail 側でアプリパスワードを用意しておく必要があります。

Gmail はアカウントのパスワードでは SMTP ログインを拒否するため、Google アカウントの2段階認証プロセスをオンにしてから アプリパスワード のページで16文字のパスワードを発行する必要があります。2段階認証がオフのアカウントではこのページが開かず、発行されたパスワードはスペースを除いて入力します。

Gmail SMTP 接続手順
2026年10月9日に Vultr ソウル 1GB のテストサーバーで確認した手順です。各ステップの画面をクリックすると大きく開きます。
1 SMTPメニューを開く サーバー管理画面の左メニューで [SMTP] を選びます。設定前は [Select SMTP] の欄だけが表示され、[Send Test Email] ボタンは無効です。 Cloudways サーバーの SMTP メニュー、設定前の Select SMTP 画面
2 Your Own SMTP・Other を選ぶ [Select SMTP] で [Your Own SMTP] を選ぶとプロバイダーの一覧が表示され、Mailgun・Mailgun – Europe・Mandrill・AuthSMTP・SendGrid・Other の6つのうち Gmail は [Other] で進めます。 Cloudways SMTP プロバイダー一覧:Mailgun・Mandrill・AuthSMTP・SendGrid・Other
3 Gmail の情報を入力・Saveport 587 Host に smtp.gmail.com、port に 587、Username に Gmail アドレス、Password にアプリパスワード16文字を入力して [Save] を押します。[Configuring SMTP service on your Server] の表示が30秒ほど続いたあと適用され、465 ポートはテストでは通りませんでした。 Cloudways SMTP に Gmail を入力:smtp.gmail.com・587・アカウント・アプリパスワード
4 テストメールを送る [Send Test Email] で送信元と宛先のアドレスを入力します。成功すると [Test SMTP email sent.] の通知が出て、失敗すると [Unable to send the email. It seems that the provided SMTP service credentials are incorrect.] のエラーが出ます。 Cloudways の Send Test Email 画面、送信元と宛先のアドレス
5 到着を確認 宛先の受信トレイに [Email Functionality Validation from Your Cloudways Server] という件名のメールが届けば設定は完了です。この設定だけで WordPress の wp_mail() 送信も Gmail を経由するため、WP Mail SMTP のようなプラグインは入れなくても構いません。 Gmail に届いた Email Functionality Validation from Your Cloudways Server のメール

ただし Gmail は送信者アドレスを認証した Gmail アカウントに書き換えて送るため、問い合わせフォームの送信元をサイトのドメインに保つ必要があるサイトには向きません。その場合は Elastic Email か、ドメイン認証を済ませた SendGrid・Mailgun を接続することになります。

3️⃣ Elastic Email アドオンの料金と設定

Elastic Email アドオンは Cloudways が Elastic Email の送信サービスを再販する形で、料金は Cloudways の請求に合算されます。パッケージは月間送信量に応じた12段階で、2026年10月9日に管理画面に表示されていた料金は下の表のとおりです。

月間送信量月額月間送信量月額
1,000通0.10ドル25,000通2.30ドル
3,000通0.30ドル50,000通8.00ドル
5,000通0.50ドル100,000通15ドル
8,000通0.80ドル250,000通25ドル
12,000通1.10ドル500,000通37ドル
15,000通1.40ドル1,000,000通57ドル

パッケージ1つを複数のサーバーに接続でき、送信ドメインは SPF・DKIM・Tracking・MX・DMARC のレコードを DNS に追加して認証しないとメールが送信されません。サポート文書によると、手順は [Integrations] › [Add-Ons] でパッケージを購読したあと、サーバー管理画面の [SMTP] メニューで Elastic Email を選んで接続する順です。

4️⃣ Rackspace・Titan メールボックスの料金

Rackspace Email アドオンはメールボックス単位で、利用した日数分を日割りで計算し、Webメール・IMAP・ドメインエイリアスは Rackspace と直接契約した場合と同じ機能を提供します。

2026年8月には Titan Email が新しいメールボックスアドオンとして発表され、プランは Pro・Premium・Ultra の3つです。既存メールの移行は無料で、サポート文書では Titan 提供開始前に Rackspace を契約していなかったアカウントは Titan がメールボックスの選択肢になると案内しています。ただし 2026年10月9日に確認した uknew アカウントのアドオン一覧には Rackspace だけが表示されていました。

項目RackspaceTitan ProTitan PremiumTitan Ultra
メールボックス1つの月額1.50ドル1.99ドル3.99ドル8.99ドル
メールボックス容量25GB 固定25GB50GB100GB
既存メールの移行1件10ドル無料無料無料
モバイルアプリなしありありあり
管理画面別のコンソールCloudways ダッシュボードCloudways ダッシュボードCloudways ダッシュボード

表の料金はメールボックス1つあたりの月額で、Rackspace は2026年10月9日の管理画面、Titan は2026年8月5日の Cloudways 公式ブログを基準にしています。

5️⃣ WordPressのメールが届かないときの確認

テストメールで [Unable to send the email. It seems that the provided SMTP service credentials are incorrect.] のエラーが出たら、Gmail がログインを拒否しています。最も多い原因はアプリパスワードの欄にアカウントのパスワードを入れてしまうことで、テストでも同じエラーが繰り返され、アプリパスワードを発行して入れてようやく通りました。

検証メモ2026-10-09 確認
症状テストメールが [Unable to send the email. It seems that the provided SMTP service credentials are incorrect.] で3回失敗しました。
原因入力した Gmail アカウントは2段階認証がオフで、アプリパスワードのページが開かず、パスワード欄にはアカウントのパスワードが入っていました。サーバーのメールキューに残った Gmail の応答は 534-5.7.9 Application-specific password requiredでした。
解決2段階認証がオンのアカウントでアプリパスワードを発行して入力すると、テストメールも WordPress の wp_mail() 送信もすべて通りました。

確認の順序は、Google アカウントの2段階認証がオンかを確かめ、アプリパスワードのページに発行済みの項目があるかを見て、なければ新しく作って [Update] で保存し直す、というものです。アプリパスワードのページに [お探しの設定はこのアカウントではご利用いただけません] と表示されたら、そのアカウントは2段階認証がオフの状態です。

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はい。SMTPメニューはサーバー管理画面にあり、設定もサーバー単位で保存されるため、同じサーバーにインストールしたアプリケーションはすべてその経路でメールを送ります。サーバーが複数あればサーバーごとに設定が必要で、Elastic Email はパッケージ1つを複数のサーバーに接続できます。

Cloudwaysコンソールのアプリケーション設定には既定の送信者(FROM)の項目があり、noreply@ドメインのようなアドレスを指定できます。ただし Gmail SMTP を接続した場合は、Gmail が送信者アドレスを認証したアカウントのアドレスに書き換えて送るため、この設定はそのままは反映されません。ドメインのアドレスで送るには、ドメイン認証を行う Elastic Email・SendGrid・Mailgun を接続する必要があります。

Google のヘルプによると、一般の Gmail アカウントは1日500通、または1通の宛先500人を超えると [You have reached a limit for sending mail] のメッセージとともに送信が止まり、1〜24時間後に再び送れるようになります。注文確認メールが多いショップなら、Elastic Email のような送信サービスを接続することになります。

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